リスクマネジメント
当社グループでは、グループ全体に潜在するリスクへの対応として、リスクマネジメント部会を設置し、
グループ各社に想定される潜在リスクについて、その影響度や発生可能性などから経営として管理すべき年度重点リスクを選定し、
四半期ごとに棚卸・評価および改定を行い、周知徹底を図っています。
年度重点リスクについては、個別案件ごとにリスク管理の政策立案・実施を業務プロセスに組み入れ、各社各部門間にて調整・連携を推進しています。
なお、リスクの予見もしくは顕在化の際の体制および対応については「危機管理規程」に定め、会社資産の保全および事業運営上の損失の極小化に努めています。
事業継続計画(BCP)
当社グループは、事業継続計画(BCP)を重要なリスクマネジメントの一環として位置づけています。
BCPの目的は、自然災害やその他の緊急事態が発生した際に、迅速かつ効果的に対応し、事業の中断を最小限に抑えることです。
これにより、従業員の安全を確保し、顧客やステークホルダーへの影響を軽減することを目指しています。
2024年4月より、飛島建設では安否確認システムを「e-Stand(ダッシュボード)」(株式会社ネクストフィールド提供)へと移行しました。
この移行は、より迅速で効率的な安否確認を実現するためのものであり、以下の点で改善が図られています。
リアルタイム状況把握
「e-Stand(ダッシュボード)」は、従業員の安否確認に加え、現場の状況報告をリアルタイムで収集・分析する機能を備えています。これにより、災害対策本部は迅速に現場の状況を把握し、適切な指示を出すことが可能です。
統合された情報管理
従来のシステムでは、安否確認と現場状況報告が別々に行われていましたが、「e-Stand(ダッシュボード)」はこれらを統合し、一元的に管理することができます。これにより、情報の重複や漏れを防ぎ、効率的な対応が可能となります。
柔軟なカスタマイズ機能
「e-Stand(ダッシュボード)」は、関係会社であるネクストフィールドが提供するサービスであり、企業のニーズに応じてカスタマイズが可能です。特定の業務フローや報告形式に合わせた設定が行えます。これにより、各部門の特性に応じた柔軟な運用が実現します。
多様なデバイス対応
「e-Stand(ダッシュボード)」は、スマートフォン、タブレット端末、PCなど多様なデバイスでの利用が可能であり、従業員がどこにいても迅速に情報を送受信できる環境を提供します。
これらの取組みにより、当社グループはリスクマネジメント体制を強化し、 従業員の安全確保と事業の継続性を一層高めていきます。
今後も、BCPの見直しと改善を継続的に行い、 あらゆるリスクに対する備えを万全にしていきます。
「e-Stand(ダッシュボード)」 を
利用した被災情報収集方法 (PUSH型)
従業員は安否情報を、作業所では被災情報を 「e-Stand (ダッシュボード)」 に送信。
災害対策本部では全従業員の安否確認を行うと同時に、災害が発生した地域の稼働作業所のリスト (自動作成) をもとに
被災作業所の情報を積極的かつ迅速に確認することがで きます。
